これからSF小説に手を出してみたいけど、何を読んだらいいかわからない。
そんな方にSF小説を読み始めて1年の初心者が、これまで読んだ中で面白かった本を3冊ご紹介します!ご参考までにどうぞ。
夏への扉 /ロバート・A・ハインライン
あらすじ
ぼくの飼っている猫のピートは、冬になるときまって夏への扉を探しはじめる。家にあるいくつものドアのどれかひとつが、夏に通じていると固く信じているのだ。1970年12月3日、かくいうぼくも、夏への扉を探していた。最愛の恋人に裏切られ、生命から二番目に大切な発明までだましとられたぼくの心は、12月の空同様に凍りついていたのだ!そんな時、<冷凍睡眠保険>のネオンサインにひきよせられて…
『夏への扉』裏表紙より抜粋
SF界の巨匠ハインラインによる普及の名作。他のサイトのおすすめにも上位にランクインしていることが多いのではないでしょうか。
SF小説としては小難しい科学理論やワードが出てくるわけでもなく、非常に読みやすいです。
飄々としてユーモアがある主人公の困難を乗り越える、というよりは乗りこなしていく姿に応援するような気持でページをめくる手が止まらない、そんな一冊です。猫好きにもおすすめ!
星を継ぐもの /ジェイムズ・P・ホーガン
あらすじ
月面で発見された深紅の宇宙服をまとった死体。だが綿密な調査の結果、驚くべき事実が判明する。死体はどの月面基地の所属でもないだけでなく、この世界の住人でさえなかった。彼は五万年前に死亡していたのだ!一方、木星のガニメデで、地球の物ではない宇宙船の残骸が発見される。関連は?
『星を継ぐもの』裏表紙より抜粋
こちらもメジャーな普及の名作。ハードSF小説のおすすめといえば、本書がまず出てくるのでは。
月で発見された死体に残るその時代に存在するはずのない科学技術の痕跡、その謎を追う二人の科学者、新たな発見とさらなる謎…、とワクワクさせる設定とグイグイと引き込まれる展開は圧巻!
宇宙のランデヴー /アーサー・C・クラーク
あらすじ
2130年、太陽系に突如侵入した謎の物体は、直径20キロ、自転周期4分という巨大な金属筒であることが判明した。人類が長いあいだ期待し、同時に恐れてもいた宇宙からの最初の訪問者が、ついに現れたのだ! ”ラーマ”と命名されたこの人工物体の調査のため派遣されたエンデヴァー号は、苦心のすえラーマとのランデヴーに成功、その内部へと入ったが…
『宇宙のランデヴー』裏表紙より抜粋
正体不明の宇宙船内を調査する、SF冒険もの。
宇宙船の製作者である知的生命体は何者なのか、太陽系にやってきた目的は何か、人類に敵意をもっているのか…とにかく何もわからない中で巨大な宇宙船内を冒険する緊張感がたまらない。
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